深セン著作権協会 著作権ライセンス専門委員会のご紹介

I. 背景
中国が「知的財産強国」構築を国家戦略として推進する中、深セン市は著作権産業の革新と保護を重要視し、同産業を「20+8戦略的新興産業クラスター」発展体系に組み込みました。全国初の「国家知的財産強市建設モデル都市」として、深セン著作権協会は2021年に著作権ライセンス専門委員会（以下「委員会」）を設立。これは深セン初の業界特化型著作権ライセンス専門機関です。協会が長年蓄積してきた著作権登録・紛争調停・デジタル記録等の実務基盤を活かし、国家の著作権商業化転換政策に応えつつ、著作権による実体経済活性化を推進。深センの国際的著作権イノベーション拠点化を支援します。

II. 主要機能
委員会は深セン地域の著作権産業健全発展に焦点を当て、以下を中核業務とします：
1、産業連携と商業化転換
文学・芸術・デザイン・ソフトウェア・音楽等の著作権コンテンツと伝統製造業のマッチングプラットフォームを構築し、IPライセンス商業化を推進。地元IPと現代ファッション・デジタルクリエイティブ産業の異業種連携を促進し、オリジナル著作権の付加価値を向上させます。
2、オンラインライセンスプラットフォーム
「深セン著作権公共サービスプラットフォーム」及びミニプログラムを通じ、高品質な著作権ライセンス資源データベースを提供。権利者と需要企業（製造業等）の精度高いマッチングサービスを実施します。
3、業界イベントと能力構築
ブランド企業と連携したIPイベントを開催し、優れた著作権マネージャー・IPプロジェクトを発掘。ライセンス能力研修・サロン・商談会を実施し、企業の著作権運営能力を強化します。
4、著作権産業ビッグデータ構築・運営
映像・アニメ・トレンド玩具IP、博物館・美術館ブランドIP、アートIP、サプライチェーン情報、文創関連市場等のバリューチェーン全域データを統合。構造化データベースを構築し、業界調査・統計分析を実施、著作権ライセンス産業白書を編纂します。
5、商業協業とプロジェクト実施
地元協会・機関と連携し「オリジナルIP産業連盟」を組成。「20+8産業クラスター」への著作権転換を共同推進。ショッピングモール・文創園区と連携し、IPテーマのポップアップストア・アートインスタレーション展を企画、集客力と消費転換率を向上させます。
委員会は「保護－運営－転換」の一貫サービスを通じ、深セン著作権産業の高付加価値転換を推進。全国的な「著作権による実体経済活性化」のイノベーションモデルとなることを目指します。